冬場、ストーブを使うために「灯油」を購入します。
暖房があるにも関わらず、灯油ストーブを使用する理由は以下の記事で紹介しています。
しかし、灯油ストーブは一つ難点があります。
それは冬のシーズンをすぎると「灯油」が余ることです。
暖房であれば、最初は工事が必要ですが、一度工事してしまえば、コンセントへつなぐだけで使用できます。
灯油ストーブは電気を使用しない代わりに「灯油」を入れます。
電気が止まったときの災害時には電気を使わないのでいいのですが、灯油をどれだけ買うか冬の季節の終わりには、灯油を追加購入することを躊躇していました。
しかし、灯油には他にも様々な方法で使用できることを知り、購入への躊躇がなくなりました。
灯油をストーブ以外で使う方法を紹介します。
※残った灯油の来シーズンの再利用は危険
灯油が今シーズン使いきれずに、来シーズン使えばいいか、という考え方は危険です。
灯油も古くなるので、燃焼がしにくくなったり、不完全燃焼で一酸化炭素が出たり、扱いには注意です。
夏場は灯油ランタンに使う
灯油の使いみちを考えていたとき、まずは通常利用の季節「冬」と逆の季節「夏」にフォーカスを当てました。
夏は、温めるためのストーブは必要ありません。
夏の時期に何か使える方法はないかと考えていたところ見つけたのが「灯油ランタン」でした。
ランタンは、電気式、ガス式、ガソリン式、灯油式があります。
すべて、使用するエネルギーが違うのですが、
自分は「電気式」と「灯油式」を所有しています。
もちろん、余った灯油を使用するため、夏のバーベキューで使用できたらいいなと思い購入しました。
ガスやガソリン式に比べて、灯油は安価なので、気軽に使用できます。
「電気式のランタンあるならいらないじゃん」という人がいますが、やっぱり火を扱う、ランタンは雰囲気が違います。
こんな感じです。
屋外で、料理やテーブルと一緒に使うことができれば、灯油ランタンを使用します。
テント内や火を扱えない場所は、電気式
冬場でも、緊急時
「暖を取るためのストーブ」と「明かりを灯すランタン」
両方を使用できます。
こういうときこそ、アナログエネルギーの大事さを実感します。
灯油ストーブのメリット
残った灯油を夏場は「ランタン」に使用します。
しかし、あくまで残った場合です。
そこで、そもそも「灯油ストーブ」をなんで使っているの?と疑問を持つ人もいるかも知れません。
灯油ストーブは使い方によっていくつかのメリットがあるので紹介します。
一気にあたたまる
電気と違い火の力を利用するので、温まり方が違います。一気に広がるようにあたたまるので、あたたまるまで待つという時間が必要ありません。
電気を使用しないので緊急時でも使える
灯油をエネルギーとして使うので、緊急時電気が止まっても使用できます。停電が起きても、暖を取れるのは安心です。
上部でお湯を沸かしたり煮込み料理ができる
灯油ストーブは上部で温めることができ、お湯を沸かしたり、煮込み料理をじっくりコトコトしたりできます。
自動で止まることも無いので、必ず近くにいる必要はありますが、長時間使用し作る料理を暖と一緒にできるのは効率的です。
湿度が保てる
灯油は燃焼すると「二酸化炭素」と「水」を出します。
水が出るので、湿度を保つことができます。冬場の感想を防ぐことができるので、良いです。先程書いたように、やかん等でお湯を沸かすことでWで湿度を保つことができます。
持ち運んで温める場所を変えられる
灯油ストーブは、灯油とストーブはあれば使用できるので、別の場所へ運んで使用することができます。
倉庫での作業や、テント、屋外でも使用できます。
※換気は必須です
この様に場所を選ばないというのはいいメリットです。
というメリットがあります。
灯油ストーブのデメリット
灯油ストーブはいい面だけではありません。実際に使ってみて、少し感じたデメリットも紹介します。
灯油の購入
エネルギーが「灯油」なので、灯油を買いに行く必要があります。購入場所はガソリンスタンドかまわてくる灯油やさん(←今も全国にあるのかな?)です。
ガソリンスタンドやホームセンターで入れることができますが、灯油は重いので車がないと厳しいかもしれません。この灯油の購入と運ぶ行為がひと手間です。
灯油の給油
灯油を買ってきたら、今度はストーブへの給油です。
自動ポンプを使用していますが、灯油は少し匂いがするので、外にタンクを置いておく必要があります。これを給油するときには、そこまで行かなくてはなりません。寒い時期、一時的にでも外に出るのは少し負担があるかもしれません。
温度調節
灯油ストーブは火を扱うので、自分で温度調節する必要があります。この点は、暖房の自動と違いなれるまでは大変かもしれません。
換気が必要
灯油を燃焼して使用するため、一時間に一回程度は換気が必要です。暖房では換気がなくてもいいので、一つの手間ではあると思います。
灯油の匂い
灯油には少し匂いがあります。この独特な匂いがあるので、匂いがつかないところで使用する必要があります。直接灯油がかからない限り、匂いが移ることは殆ど無いですが、ストーブを止めても一定時間、灯油の匂いがするので、そこはデメリットです。
灯油の利用が向かない人
灯油にはメリットもデメリットもあります。
そこで、あまり使用しないほうがいいかもしれないという人を紹介します。
小さな子供がいる家庭
灯油ストーブは熱くなり、直接触れるとやけどをします。
温めるエネルギーはすごいスピードなので、目を離してはいけません。子供のいる家庭は暖房が使用できるのであれば、暖房の利用でいいと思います。
アパートの2階や高層マンション
なかなかこの人達が使用することは無いと思いますが、やはり物理的に高いところに住んでいる人は、灯油運びなどデメリットが増えるので向いていないと言えるでしょう。
灯油を燃焼することで出るもの
燃焼には、空気中の酸素、を使用し二酸化炭素を出します。
更にこのとき灯油は燃焼すると
「二酸化炭素」の他に「水分」も出ます。
その量は1リットルの灯油を燃やすと、約1.13リットルの水分が出ます。
大体1時間で灯油を0.22Lくらい消費するので
0.22×1.13=0.2486の水蒸気になります。
もちろん、定期的な換気は必要なのですが、燃焼とともに水分も発生するので、空気中の湿度は保たれます。
日本の気候は、冬場乾燥しているので、湿度を保つことが大切です!
暖かさと湿度を保てることこれが、灯油ストーブの一つのメリットだと言えるでしょう。
湿度が高いと、同じ温度でも更に暖かく感じます
灯油の給油方法
灯油の給油は、ガソリンスタンドやホームセンターでできます。
自分の場合には大きめのポリタンクを車に乗せて、運んできます。暖房も灯油ストーブも使い分けているのでワンシーズン2回くらいの給油で大丈夫です。
ネットでも注文できるので、自分の行いやすい方法で購入しましょう。
他の使い道は模索中
灯油は現在
冬場は「ストーブ」
夏場は「ランタン」
として使用しています。
停電も多いので、この2つにはとても助けられています。
でも、まだ灯油の使いみちは他には見つけられていません。
発電率は悪そうですが、灯油で発電できたり等これから技術が向上するかもしれません。
アナログエネルギーの「灯油」が再び見直されることがあるかもしれません。
他にも「灯油」の面白い使い方があれば教えて下さい!
実際には「最新のテクノロジー」と「アナログ」のどちらも使いこなすことが大事だと思います。
例えば、
炊飯器で炊くご飯になれたとき、鍋でお米が炊けないかもしれません。
※話がそれますが、鍋で炊いたときのおごげ美味しいですよ。
鍋を使ってご飯を炊くことが活かせるのは「もしも」のときぐらいですが、もしものときでも生き残ることができるくらいの知識は身につけておきたいです。
それも強制ではなく、楽しみながら^^
バーベキューやキャンプ、色々と楽しみながらサバイバル能力も身につけたいです。
一緒に学びながら、生活自体を楽しみましょう