企業のブランド、個人のブランド、モノのブランド、場所のブランド、など様々なところでブランドを見ます。
ブランドとは何だと思いますか?
そこで、今回の記事では自分の実体験とともにブランドに付いて改めて考え直すためにこの記事を書きます。
おじいちゃんの腕時計
これは中学生のときの話です。
ある日、祖父の家にいつものように遊びに行きました。
祖父は、会社の社長をしていて、やめたあと畑で野菜を作ったり、キャンピングカーで日本中を旅行したりしていました。
そんなおじいちゃんがあるとき、ちょっとおしゃれな「時計」をしていました。
「お!時計買ったんだ!おしゃれでいいね!」
当時の自分は言いました。
そうすると祖父は
「いいいだろう!買ったんだ。じゃあ問題、この時計いくらだと思う?」
この様に問題を出してきました。
革のベルトでおしゃれだし、まだ新しいようでキラキラしている。どこかの新作だろうか・・・
いろんな想像をして
「10万くらい!」
と言いました。
おじいちゃんは、時計を見せてきて笑顔で言いました
「100円!」笑
驚きました!祖父が100円の時計をつけているとは・・・
しかもそれを祖父のバックヤードを想像して、10万円といった経験から案外ものをしっかりと見ずに物の価値を判断しているのだなともいました。
全然もの見ていないなと
そしておじいちゃんは言いました
「まんまと騙された!笑。意外と人はものじゃなく人を見てると」
そのとおりだと!思いました。
「100円」の時計でもつけている人で見え方が違うこと
これも「ブランド」なんだと思いました。
人が物の価値を引き上げた瞬間を目の当たりにした経験でした。
この経験から、物の価値はなんだろうと考える日々が続きました。
企業ロゴについているブランド価値
ブランドの価値は、周りの人と共通の価値を認識できたときだと思います。
例えば
「ルイヴィトン」このお財布を持っていたとき、周りの人がそのお財布を見て、ブランドに気が付きます。
その時、ルイヴィトンを想像し、価値を感じます。
物の価値は今までの認識と、モノのストーリーで認識します。
新品で買おうが、プレゼントにもらっても、その時見えているものから想像できる範囲全てがブランドです。
逆に見えていないところはブランドにはパット見関係なかったりします。
中古で買おうか、メルカリで売られていても大事にきれいに使っていればいいでしょう。
逆もあります。
・ボロボロのルイヴィトン
・レシート等ゴミだらけのルイヴィトン
おどおどしながら、ルイヴィトンを持っていたら職質されるかもしれません。
「モノのブランド」と「使用者のブランド」これが合わさったときが合わさってブランドがあると思います。
人がブランド価値を引き上げる
おじいちゃんの時計のエピソードもそうですが、安物でも人にブランドがあれば、物の価値を引き上げられるんだなと経験し、自分はそんな人になりたいと思います。
買った自分と買える自分
欲しい物→買う
コレ自体は日常のことですが、欲しい物って消えませんよね。むしろ購入後新たな欲しい物が増えて、この欲求は雪だるま式に増えていきます。
でもよく考えると
ほしいのは物に見えていますが、その欲しい物を身に着けている自分、使っている自分を想像してものを買っています。
そう考えると、
「買った時点で、それが買えた自分」
になって気持ち良いのだと思います。
更に考えると、
買う前の自分は
「買えるのに、買ってない自分」
です。
ものを買った時点でお金がものに変わります。
ものは一つで買った時点で、そこから使用品となり物の価値は下がっていきます。
でも、買わなければ他のものが買えたかもしれません。
一つの欲しい物にハマったときは盲目です。
いろんな選択肢の中から、それがほしいと衝動を掻き立てます。これがマーケティングであり広告です。
自分にとって本当に必要か、そしてその物自体の価値に自分ブランドが負けていないか見極めて購入するのがいいでしょう。
SNSに載せた写真「ブランドとは?」(時計)
過去にSNSに「ブランドとは?」という言葉とともにこの時計写真を乗せました。
この時計はPhotoshopでロゴを消しています。
純粋にものが見えるように
この時計はいくらに見えますか?
この時計の見え方が、純粋に今の自分のブランドです。
この時計、この発信に価値が付き、ブランドを生み出せるような人、
モノの価値が高められるような人を目指します。
物の価値はあるけどあまりしっかり見ていない
もちろんものの価値はあります。
なくなりません。
でも意外と物自体を見ていないことも確かです。
記憶と無意識のテストなのですが、
紙とペンを準備してください。
そして、毎日見ているはずの
「スマホのアプリの配置」を書く
「いましている腕時計」の絵を書く
「自分の履いている靴のデザイン」を書く
これらのことを見ずに意外とかけないものです。
このくらいものを無意識に見ています。
もちろんすべてを、覚えていたら脳が耐えられ得なくなってしまうのですが、記憶の曖昧さを認識するのには十分なテストです。
ブランドロゴにどのくらい価値がある?
ブランドのロゴに価値がある。
それはそのとおりかもしれません。
共通認識としてブランドロゴはついていることで価値が上がっている場合があります。
例として、
いましている時計や財布のブランドロゴを消したらどの様に知らない人に説明しますか?
これだけでブランドの価値を感じられます。
では、
ものが同じで
「ブランドロゴあり」
「ブランドロゴなし」
これによって価格差が3倍だったらどう感じますか?
この様な例はかなり多いです。
どちらに価値を感じるのかは人それぞれですが、物の価値、ブランドロゴの価値、それを持つ自分の価値
それぞれの組み合わせでブランドが決定づけられているのだと思います。
ブランドに対して再認識のためこの記事を書く
自分自身がブランドをどの様に認識し、どの様に判断しているかのメモです。
そして、自分が物の価値を引き上げるにはどうしたら良いのかこれを考え直すきっかけとして書きました。
自己ブランドを高めるために
と言っても、自分のブランド価値を上げるって難しいでっすよね
このときの自分のブランド価値て何なのでしょうか?
おじいちゃんの時計のときも
・過去に社長だった
・年齢
・日本中まわっている
・安いものを買うはずがない
・普段のものの選び方
この辺の価値判断や生き方を見て、時計の価格を判断しました。
その部分を自分でも育てればいいのでは無いかと思います。
勉強したり、旅行へ行ったり、トレーニングしたり
どんな形であっても自分を高める、経験にいち早く投資することがブランド価値を高める一歩かもしれません。