学び

デザインとアートの違い!それぞれの認識と育み方

「デザイン」と「アート」の違いを知っていますか?

デザインの仕事に関わるからこそ、認識としては結構さがあると感じているのですが、一般的には2つの違いを知らずに意味が混ざっている場合が多いので、

今現在、この2つの意味の解釈をここに紹介します。

デザインとは?

デザインは意味として「削ぎ落としたもの」というものになります。

デザインは「目的」を持ち、その中で必要な機能を含め、不要な要素を削ぎ落とすことです。

ものであれば、例えば「椅子」

・座るため
はもちろんですがシチュエーションによって物自体が変化します。

・食事のときに腰掛ける
ダイニングチェア

・リラックスする
ソファー

・衝撃軽減
フカフカの椅子

など、「座る」目的を持つ椅子に更に状況の「目的」を載せることで最適な形状の形になります。

なので、「デザイン」は「目的」をかけ合わせて、機能を削り出すことだと思っています。

「〇〇」のためにどの様に表すのが良いかを考える行為がデザインだと思います。

数学的に表すのであれば
「削り出していく、引き算的な要素」
「目的をかけ合わせる掛け算的な要素」
と説明するのがシンプルかもしれません。

外部の事や問題に対して、自分自身が解決できる方法
でもあります。

アートとは?

アートは、自分の心の中からの表現であると思います。

一人ひとり、個性があります。
感動するポイントも違えば、生き方も違います。

このように違いも含めつつ、周りの意見を気にせず、自分を表現することがアートだと思います。

アート自体には、他者評価は基本関係ないと思います。

・自分がどう表したいか
・どんな風に表すか

など、心からの表現を表現方法となる対象物にぶつけることがアートです。

アートに関しては、言い表す限定的な言葉では説明できない範囲だと思います。

アートを数学的に表現すると制限のある表現になってしまいますが
「0→1」
「爆発するエネルギー」
「自分自身の心を外に出す力」
です。

自分の内側→外側の順で出していくものがアートだと思います。

デザインとアートの違いを整理して何がしたいのか

目的を持つことは、デザイン
自己表現の延長が、アート

であるのならば、この2つの違いを理解することで
仕事への取り組み方、自己理解をより深くできるのではないかと思ったからです。

一般的な「仕事」は「デザイン」の要素を多く含みます。なぜなら、他者に対して、価値を提供できたときに仕事になるからです。

〇〇してほしい→得意な人が達成する

この方向性で、成り立つ仕事が多いです。

デザインだけの追求で、人類上の最効率化であればAIの発展で達成されるかもしれません。

でも、一人ひとり違うことろがあるのが人間のアート的な要素でもあります。

デザインだけでは、他人の目的に対して、自分が取り組むことのできる得意な課題を達成する

事ができますが、そのことだけで、自分自身の理解や表現をすることはできません。

もちろん仕事をしていく中で、自己理解が深まることがありますが、嗜好や趣味、好きだと感じることはデザインではありません。

この世に「ある」問題の中の解決できてい「ない」事を新たなモノやコトで解決するアイディアはアートによる発見なのかもしれません。

人が行きていくためには「デザイン要素」も「アート要素」も両方必要であり

自分との対話もしながら、他社に対して力になってあげられることで助け合う

このことが大事になると思います。

違いを知らないことで起きた問題

デザインの仕事をしていますが、お客さんの理解ではあまり差がないようなので、時々それは・・・ということがよくあります。

例えば
何も情報を頂く前に
「なんか適当に10個くらい作ってみて・・・その中から選ぶから」
のように仕事のご連絡を受けることがあります。

もちろん、過去の経験則から複数案を出すことはできます。しかし、作成物(この場合にはサイト)の目的がなにもない状態では、作りようがありません。

逆に「目的」がない状態で作ったものの中からの「選択」でほんとにいいのですか?

と疑問が残ります。

目的のある中から最適を出す「デザイン」
自由表現の「アート」

この差の認識がない人は「何でもいいから出して」となってしまいます。

仕事のやり取りである以上、ユーザーの求める最適解を仕事の中で目指します。そして目的達成のために方法を用いたり探したりします。

一人ひとりの中にある「デザイン」と「アート」この違いを是非認識してほしいです。

デザインの中のアート

目的を達成する、デザインの中にもアートの要素を含む部分があると思います。

例えば
スマートフォン

通信手段、アプリを使用したり、目的を持ったモノではありますが、スマートフォンが出る前にはスマートフォンがありませんでした。(当たり前)

でも、あるときにスティーブ・ジョブズが「iPhone」を発表します。

この様に、目的を持って今となっては存在するものでも、なかった時代から、作られたものには「アート」の要素が含まれていると思います。

結果としてはデザインとして成り立っていても、生み出した瞬間はアート的です。

アートの中のデザイン

アートの中にはデザインは無いと考える人もいるとは思いますが、超客観的に見ることで「デザイン」の要素も見つけられます。

例えば
画家がアートで表現する時

画家は「絵」という表現方法で表現します。
その方法自体は限定的であり、方法があります。

なにか、物事を表現するときの技法の選択は自由ですが、無で表現すること以外は有限物での表現です。

心の中を、外界の技法(デザイン的な要素)で表現する

これが、アートのなかのデザインだと思います。

AIとアート

AIが発展しています。

社会の中では、「AIに仕事が奪われる」などと書かれている記事を見ますが、自分はそうは思いません。

なぜなら人には「不完全さ」があるからです。

AIに仕事が奪われると感じる人の仕事は「作業」である事が多いです。

例えば
レジ

商品を選ぶ→購入時のレジですが、正しく金額を計算することです。

この様に、決まった範囲内を間違わずに行うことはAIの方が得意です。

むしろ、人間が行ったほうがミスが多くなることが多いと思います。

レジに関して悪い仕事だとは言いません。でも、効率化、正確性を求められる職種ではAIの方が確実です。

これからの社会では人が「嫌だ」と思う仕事はどんどん「AI」へ任せる形になり、人にしかできない「感性」の部分に寄り添うような部分こそが「人」の仕事だと思います。

「アート」としての表現方法が「Ai」を用いる
時代がきていると思います。

今ある情報の中での最適解を出すのは「Ai」が得意です。

今無い情報を見つけ出すことは「人」にしかできません。

仕事を他の人にもらい、その中でこなしていく「作業」的な仕事は今後ますます「AI」に変わっていくでしょう。

その時、AIにできない、人の感情を動かすあなたにしかできないことは何だと思いますか?

これを準備しつつ変化できる人は「AI」に仕事を取られるなんてことはありません。

教育でデザインとアートを用いるために

デザインとアートを用いるためには両方を理解し、うまく取り入れることが大事だと思います。

例えば、
「授業をする」ということだけに焦点を絞れば
わかりやすい先生の授業を動画に撮り、授業で流すほうがいいかもしれません。

そうなると、学校で勉強するコト自体が必要なくなるかもしれません。

しかし、学校で学ぶことができることは授業だけではありません。

友人と話をしたり、部活をしたり、遊んだり、協力したり、人との関わりの中で自然と学ぶことがあります。

学校の先生は「授業」と「生活」その他にも色々とやることが多いです。

客観的に見ていると、むしろやることが多すぎて大変そうに見えます。

メディアに出ている人や本を出している人沢山の人がいますが、その中でも各教科に対して、わかりやすく説明している人もいます。その様な人の「授業動画」を用いて、授業をし、動画視聴後のアフターフォロー授業でもいいのかなと思います。

中には授業内容が偏る、と言う意見も出てきそうですが、それならば複数の意見を持つ授業動画を流したり、その他の意見も踏まえた上で、の授業を行えばいいと思います。

人が学校でしか学べないことを学校で学ぶべきで、それ以外のことはロボットでもAIでも何でも取り入れて効率化し、より人らしい部分を育んでほしいです。

「人はだれでもアーティスト」

2つ力の育み方

ここまで、デザインとアートの違いをまとめてきました。

その力を、最大限に身につけるためにどのようにすればいいのかを考えます。

デザイン力は
「数学的思考力」「論理思考」
の部分だと思います。

物事の問題に直面したときに、因数分解する力
そして、解決方法を書き出したあと優先順に並び替える論理力

の力が大事です。

これを日常で身につけるには常日頃興味のある分野で、物事に対して正しい質問を出すです。

趣味でもなんでも好きなことにハマると、どんどんその情報を吸収していきます。
ある時、情報が飽和した時、その中でまだわからないことが発見されます。

わかっていることを調べていくと、わからないことに到達するのです。

むしろ、ネットに乗っていて今すぐに解決できるようなことは調べてサッと解決してください。
自分の中の解決方法を探るより100個の例をみて、最適解を導き出すほうがいいです。

でも、その中でも答えがないときには「掛け合わせ」を行ってください。

〇〇の業界の例、他業種の例、いろんな分野、自然の定理など色んな要素をかけ合わせて、解決してください。

アートの部分を鍛えるには
自分自身の心の感度を高めることが大事だと思っています。

そのためには、自分、自然、社会、物事、アニメでも小説でもなんでもいいので、取り込んで自分の中でどの様に感じるかを照らし合わせてみてください。

そのときに感じたことや思ったことが大事です。

考えてしまうクセのある人も
「考えて考えて考えた結果、考えないことにしてください(感じろ)」

「あいどんとしんくふぃーる」です。

悩んだら自分で「する」を決める

考えすぎてしまう人は
「考えるな感じろ」で!

感じて考えられない人は
「冷静に一旦書き出す」で!

どちらも、自分自身でうまくコントロールしながら、停止せずに、止まるなと言うわけではありません。

「しないことをする」ことも大事です!ってことです。

気合を入れたら、息抜きも
息抜きしたら、気合を入れて

何でもバランスで、表裏一体です。

しないことをする、することを決める

自分自身の心の声に耳を傾けて、どうしたいかを感じましょう。

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