過去に経験したバイトを一挙に紹介
高校、大学と様々なバイトをしました。
単発バイト(一日)〜長期バイト(数年)まで、学生時代にはとにかくいろんなことを経験してみようモードになっていました。
そこで、過去のバイトを振り返りながら、そのバイトの内容やそこから学んだことをこの記事で整理します。
居酒屋(歩合制)
高校時代していたバイトは「居酒屋」です。
高校では規則としてバイトをしてはいけなかったのですが、部活が終わり、大学が決まった時点で、あんまりやることもなく、体力だけが有り余っていた状態だったのでバイトをはじめました。
学校終わりに、そのままバイトへ・・・バイトから直接高校へ・・・
バイトの内容はキッチンとドリンク、食器洗い、オーダー、食材の発注、みんなのまかない作り等
店の事は色々とやらせてもらいました。
このバイトで面白かったのは「歩合制」だったことです。店長とオーナーが別にいて、二人の評価で時給が変わります。
やればやるほど、給料が上がっていく形態がやりがいもありいかに、みんなのやらないことを徹底的にやるか、新たな問題を見つけて改善できるかがキーでした。
高校時代で稼いだ一月の給料は最大25万円です。
比較的年齢層も同年代が多く、友人もでき、今でも連絡を取り合う友人も多くいます。
居酒屋バイトで教訓
「どんな仕事も当たり前のことを極めると、新たな問題を発見&改善できる。そして経営者はそれを意外と見てくれている」
フィットネスインストラクター
フィットネスクラブの水泳のコーチです。
3歳から水泳を始め、高校3年まで続けていたのでそのまま水泳のコーチできるだろうと思い大学時代にやっていました。
しかし、意外と泳ぎを教える時間より、その他のことが多かった印象です。
掃除、計画書、ひとりひとりの名前を覚えること、教える教室のシミュレーションなど
泳ぐのは好きでした。
これはあくまで自分自身が選手として泳ぐときの水泳が好きなんだなと思いました。
子どもたちはどんどん泳げるようになりたい!成長したい!というのがバンバン伝わって来るのでどんどん教えてあげようという気持ちになります。
しかし、お年寄りの人とか主婦の方とかは成長を目的にフィットネスに来ていません!コミュニケーションんの場なんです。
これも正解ですが、どうしても選手の気持ちになってしまう当時の自分はもどかしさもあり「やる水泳」と「コミュニケーションの場」が全く違うことを学びました。
コミュニケーションの場としての水泳のときには、自分の意見なんていらないです。
そのお客さんが求めるものをサポートするこのスタンスが「インストラクター」には大事な素質だなと今となっては思います。
インストラクターバイトで得た教訓
「好きなことと得意なことなら後者を仕事にするべき!得意は人に価値を与える。そして正しく評価されると好きになっていく」
家電量販店
家電量販店でPCコーナー&インターネットの説明のバイトをしていました。
研修もあり知識をバッチリと入れて望みました。
一緒に入っていた、ベテランの人はガンガン売っているのに、新米の自分は売れないこと売れないこと。笑
この差は何だと思った自分は、先輩に承諾を得て、後ろにつきっきりになりメモ&サポートに徹して勉強させてもらました。
新人のときには
「とにかく数!当たって砕けろ!売るんだ売るんだ」
という感じ
かなり売れるようになったときには
「欲しい人には売れる!売ること以外の話が大事」
と変わっていきました。
量をこなして得たのは質でした。質だけ求めてもきっとこの質は無理でした。
様々な家電の情報に網羅しお客さんに親身になって、しっかりと寄り添って話をしている先輩を見て、たくさんのことを学ばせていただきました。
先輩がパソコンの説明をして販売し、親身になってくれてありがとうと後日「ケーキ」を持ってきてくれるお客さんがいたときには驚きました。
これが販売員の極み!
その先輩は会社内でも、トップの売上だったそうです。
バイトの身ですが、色々と教えていただきました。
「いつでも戻ってきていいからな」と声をかけてもらった最後の日を思い出すといまだにうるっと来ます。
家電量販店バイトで得た教訓
「まず価値を与え続けろ!売るのは商品じゃない!どれだけお客さんに寄り添えるかが一番大事」
「質のために量こなす重要性!量より質とか質より量とかそんな理論よりもどっちも!」
コールセンター
これは最悪な思い出です。笑(コールセンター自体が悪いわけではないです)
コールセンターでクレーム対応の単発バイト(一週間)のバイトに入りました。
セキュリティーが万全で、持ち物は基本すべてロッカーへ、メモやデジタル機器は持ち込み禁止です。
持ち込んでいいのは飲み物とハンカチくらい
最初の一日はまるっと研修で、マニュアルの読み込みシミュレーション等がありました。
その後・・・・最悪でした。
なぜ最悪だったのかというと、クレームが1件もなかったからです。笑
クレームなかったらいいじゃんと思われがちですが、バリバリのセキュリティーのため持ち込みは「飲み物」と「タオル」のみ、椅子と机、机には電話とマニュアルのみ
この環境で7時間×1日間です。笑
このときの時給は1500円でしたが、こんなにつらいバイトは初めてでした。
仕事が何も無い・・・時間とお金を交換している感覚。
途中で他の仕事ありませんか?
と他を手伝いに行くことも相談しましたが、クレーム対応だから、電話の前で待ってて!
セキュリティーとか個人情報などが関わる仕事だから、他のことやってもらうわけには行かないんだよー
と忙しいときにこんなこと言ってくれる上司ならいい上司なのですが、暇すぎて退屈なときには、この言葉は悪魔の囁きに聞こえました。
コールセンターは悪くないのですが、仕事のない仕事のキツさを知りました。
コールセンターバイトでの教訓
「忙しいから休みがありがたい。全てが休みだと絶対なにかしたくなる。仕事選びは目先のお金より内容ややりがいが大事」
店舗の引っ越し
深夜の店の引っ越しを行ったこともあります。
場所は浅草で!
荷物を整理し、箱に詰めて、運ぶの繰り返し
お店の引越なのですべて深夜に終わらせなければ行けないという内容でした。
睡眠なんかいらない・・・
と思って仕事していたのですが、仕事が終わった朝
清々しさとともに、超空腹になり、飲食店で朝食を食べ、せっかくの浅草だしとバイトで仲良くなった人と浅草巡りで散財。
深夜で稼いだお金は、午前中の散財で消えました。
深夜の引越バイトで得た教訓
「睡眠不足は、食欲を活性化させ、物欲も活性化させ、稼いだお金は速攻0になる。何のためのバイトだったのだろう。入り口ではなく出口を引き締めるためには睡眠が大事」
ホームページ関連のバイト
サイトを作って、管理して、記事も書いてなどなど様々な経験をさせていただきました。
場所の制限は無い代わりアイディアとスピードが大事。
バイトではできることを極めるのも大事ですが、営業とヒアリングが命。
営業=仕事の数
ヒアリング=相手の意図を理解し実行する
パソコンに向き合って仕事していますが、パソコンの先の人へ向けて何かを届けるお仕事です!
WEB関連のバイトから得た教訓
「ITでつながっているのは人と人。コミュニケーションが一番大事」
辛いバイトの傾向
もちろんすべて良いバイトだけでありませんでした。
・完全に機械の一部になっているような流れ作業
・何も無い時間を椅子で過ごす作業
この仕事が自分には最も合っていませんでした。
ということを経験したからわかりました。
作業は作業でも機械的な作業なのか、それともクリエイティブな作業なのか
これによっても変わります。
何かを作る仕事はヒアリングを行って形にします。
その時形にする作業があります。
ヒアリングは(感覚やイメージを形にする事)なので、人とのコミュニケーションが必須です。
でも、形成作業は、そのヒアリングで聞いたことを出力する作業なので、将来ある程度AIにもできるようになると思います。
単純作業や無は苦痛ですが、人と関わる仕事は自分には合っていました。
これは人それぞれなのでここで正解を記載することはできませんが、その物事がどんな作業なのか、自分が介入して更にどの様によくできるか
そんなことを考えながら仕事をすることで、社会に貢献していると初めて実感できる気がします。成功体験は自信もつく!
バイトをして得た教訓から導き出した仕事
他の人よりもバイトの総経験数は多かもしれません。
楽しいバイトも、辛いバイトも、いろんな経験ができてよかったです。
でも、色々あったねと過去の話にするのではなく、
これからの人生で役に立つように学んだ教訓を更に一歩深く考察し、生かしていこうと思います。
そこで、教訓から導き出した今現時点の答えを書いておきます。
・好きなことじゃなく得意を仕事にする
・お金の出口をしっかり引き締める
・普通を極める
・商品を売るとき「もの」を売ってはいけない
・営業が一番大事(仕事の入り口)
・技術よりもヒアリング
・超暇&休みオンリーも案外退屈
この様なことを教訓として得たのでこれからも生かしていきます。
そして今の仕事は、給料制ではありません。
自分で仕事を取り実行します。
人に依頼するために面接したり・・・やることたくさんです。
無いよりよい、ありがたい
仕事を選ぶ基準は過去のこの様な経験から導き出されています。
仕事に悩んだら最初に考えるべきこと
「どんな仕事何がしたいのかわからない」「このままでいいのか」等
とたまに相談を受けます。
そんなとき「最初はしたいことで選んじゃダメ」と伝えます。
そしてその人の得意から導き出し、一緒に考えます。
更に、踏み込むと最初に「絶対に嫌なこと」を考えます。
ちなみに、自分は「満員電車に乗らない」「ループ作業をやらない」「成果が報酬に反映されないのは嫌だ」です。
この3つを軸に人よりも得意だった「パソコン」で仕事をすることになりました。
したいことは無限
「したいこと」はある意味無限です。
やりたいことは一つ解決するとどんどん出てくる、その中で仕事を選ぼうとすると多すぎて選びきれません。
逆に「10億あってもやりたい仕事」を考えると、本当に合っていることしたいことが見えてくるかもしれません。
本当に得意なことは意外と自分で見えない
「得意なこと」の発見には客観性が必須。
自分はパソコンが得意ですが(今はそう言える)
過去の自分は「パソコン簡単じゃん!調べればわかるよ」そんなに得意っていう意識も無い。
という感じです。
興味があって自然に情報収集してしまうような分野は自分にとっては普通すぎて「得意」という認識無いんです。
「好き」は感情面でそれを好む状態
「得意」は無意識にできてしまう事
です。
なので得意から仕事を選ぶことをおすすめします。
意外と身近な人からの客観的に褒められたときそれが得意だったりします。
自分での発見は難しいので、ガンガン周りとコミュニケーションをとって自分の得意を発掘しましょう。
したくないことを削ることが最優先
「したくないこと」を先に消す。
したいことに目を向けがちですが、「したくないこと」をしないようにする方を優先するとかなり楽になります。
苦痛を取り除きフラットになったとき、スピードを加速できます。
車でもブレーキを踏みながらアクセル踏んでもなかなか進みませんよね。
それと同じで、まずはブレーキを外さなくてはなりません。
ブレーキを外したら、あとはアクセルを踏んでください。
一気に踏むと超進むからビビるよ。笑
でも、スピードにはやがてなれます。
なので最初は嫌なことを書き出し、それをやらないで済む方法を考えましょう。
「怪我」と「成長痛」の違い
怪我をしたときには痛みが生じます。
成長しているときにも痛みが生じます。
どちらも同じ痛みですが、意味が違います。
・忙しすぎて睡眠不足で頭が痛い
「課題達成のための過程で起きた単発的な痛みは成長痛かも」
「慢性的な寝不足で起きる痛みは怪我かも」
・失敗して先輩に怒られて心が痛い
「パワハラなら怪我」
「自分の失敗で今後の成長のためなら成長痛」
かなり表裏一体ですが、
後退している痛みと前進している痛み、同じ痛みでも種類が違います。
痛いときには自分で認識することは難しいのですが、文字にしたり、言葉にしたり何かに吐き出すと見えてきます。
わからないときには、話をしましょう^^
仕事のための勉強
いろいろな職種をバイトで経験させてもらったことで、様々なことを学べました。
そしてそのときの姿勢で、勉強が好きになっていました。
今、仕事のための「勉強」は楽しいです。
かつての「勉強」は苦痛でしたが
同じ勉強なのになぜこの差があるのかというと
この楽しいか苦痛の差は
自分の意思でやる「勉強」
やらされている「勉強」
の差だと思います。
学校では主に「Q→A」で課題や問題が出されてそのアンサーを出します。
でも社会では「A→Q」が圧倒的に多い。今ある現象を捉えて適切なクエスチョンを出す。
Google検索でも一緒です。
正しい情報にたどり着くためには、調べたいことを適切なクエスチョンにすることが大事です。
それを抽象化してキーワードにします。
これができるかが大きな差になると思います。
この世に質問があるのなら時間とともに解決するはずです。
むしろ、その問題に気がついていない状態が一番やばいです。
Aを見てAだけだと思いこむ
これが一番やばいです。
テレビのクイズ番組でも、ドラマでも、誰かが出してくれた答えのシャワーを浴びすぎて、自分でQを出す能力が衰えてしまっているのかもしれません。
一度疑問を持ってみてください。
「この問題の作者はどこで思いついたのだろう」
「このドラマの内容はどんな意図があって作られたのだろう」
この様に、AからQを考えることで、幅広く脳を使うことができ、視野が広がっていきます。
「勉強が嫌い」という人は多いのですが、それはきっと「勉強」が嫌いなのではなく「やらされる勉強」が嫌いなのだと思います。
趣味は進んでやりますよね?
興味のない趣味を身に着けなければならなくなったらそれは苦痛かもしれません
そういう差です。
苦痛にならない勉強をしていってください。
これからもいろんなことに刺激を受けながら日々精進していきます。